環境学習コーディネーター養成講座2016 第5回実施報告
環境学習コーディネーター養成講座2016 第5回目実施しました!
環境学習コーディネーター養成講座2016「Green Study ひょうご」は、複雑・多様化している環境問題全体を理解し解決に繋げる環境学習の企画や実践ができるリーダー養成だけでなく、地域との関わり、多様なセクターとの連携、事業の継続実施のコーディネートする専門家・指導者の養成を目指した講座です。2016年8月から2017年2月までの間連続8回実施します。
12月10日(土)に開催された第5回目の講座に参加しましたのでその様子をご報告します。
午前中は地球温暖化対策やエネルギー問題について、国際的な視点から学びました。今年の11月7日から18日にかけてモロッコ・マラケシュにおいて開催されたCOP22(第22回国連気候変動枠組条約)の交渉に関わられた(公財)地球環境戦略研究機関 関西研究センター副所長の田村堅太郎氏からの直々の報告ではとても貴重な最新情報を得ることができました。
午後からは協働のしくみのデザインについて環境教育、対話教育の専門家である新潟大学朱鷺・自然再生学研究センター准教授 豊田光世氏から佐渡島を中心とした実践のお話をうかがい、実際の話し合いの場で活用されている対話ワークショップを体験しました。
地域の中で多様な主体が集う開かれた場づくりと年齢や立場の差を乗り越えて学びあう対等な人間関係の築き方について学びの多い実践的な内容でした。
講義内容とともに、多方面にご活躍される2名の講師の方の日々の実践挑戦する姿から、 「地球規模の視点で考え、地域視点で行動する(Think globally, act locally)」、“グローカル(Glocal)”な姿勢が複雑・多様化している環境問題全体を理解し解決に繋げるためにとても重要であることが理解できました。
連続講座もはやいもので後半です。これまで得た第一線で活躍される講師陣からの多様な視点を咀嚼し、次回からはいよいよ参加者で実際に環境学習プログラムづくりに取り組みます。どんなプログラムがうまれるのか次回の報告をお楽しみにしておいてください。
【講座内容】
環境教育と繋がり・合意形成/気候変動問題に対する国際的な取り組み
10時~12時 ●気候変動問題に対する国際的な取り組み
田村堅太郎((公財)地球環境戦略研究機関 関西研究センター 副所長)
13時~16時 ●対話を通して考える共に学ぶ場づくりへ
豊田光世(新潟大学朱鷺・自然再生学研究センター准教授)
主催:兵庫県・(公財)ひょうご環境創造協会
企画実施:NPO法人 はりま里山研究所