環境学習コーディネーター養成講座2016 第6回実施報告
環境学習コーディネーター養成講座2016 第6回目実施しました!
環境学習コーディネーター養成講座2016「Green Study ひょうご」は、複雑・多様化している環境問題全体を理解し、地域との関わり、多様なセクターと連携した環境学習の企画・実施をコーディネートできる指導者の養成を目指した講座です。2016年8月から2017年2月までの間連続8回実施します。
1月15日(日)に開催された第6回目の講座に参加しましたのでその様子をご報告します。
午前は、環境問題の伝え方やカウンセリングの技術について特定非営利活動法人環境カウンセラー会ひょうご 理事長の仁保めぐみ氏よりお話をうかがいました。環境カウンセラーとは、市民・事業活動において環境保全に関する豊富な経験や専門知識を有し、その経験や知見に基づき、市民・NGO・事業者などの環境保全活動に対し助言など環境カウンセリングを行う環境省所管の人材登録制度です。講座では、制度内容や具体的な実例の話などをうかがいそのはたらきを学びました。今後、受講生一人ひとりにとっての活動の幅を広げる展開事例をご紹介いただくとともに、受講生へのエールをいただきました。
午後からは、当講座の企画実施団体である NPO法人 はりま里山研究所の理事長 熊谷哲氏より、自身が事業をコーディネートする際にこころがけることを中心に、プログラムを企画する際に気をつけるポイントなどをお話いただきました。その後、受講生で3つのグループに分かれ、環境学習のプログラムの立案に向けて意見交換しました。次回、第7回目はグループごとに企画を仕上げ、最終回の第8回目でプログラム発表を行い修了式を迎えます。
講座の日、開催場所のNPO法人はりま里山研究所は大雪に見舞われました。そのような状況の中、ご参加の皆さんはプログラム作成に向けて各グループで熱く議論されていました。この連続講座の特徴のひとつが最終日に受講生が学んだことを自分のものとし、仲間と協力しながら発表するアウトプットの場があることです。これまで様々な講師の方の実践の話をインプットし知見を広げることができました。いよいよ、「環境学習コーディネーター」とは何かを受講生ひとりひとりが自身の中でふりかえる頃となりました。改めて、今、自分にできること、そして未来にやっていきたいことを語り、講座を受講した仲間とともに限られた時間の中で創造する学びを実践します。次回の報告ではそんな創造の現場を報告レポートします。お楽しみに。
【講座内容】
環境問題の伝え方・カウンセリング技術/環境学習プログラムづくり(その1)
10時~12時 ●「環境問題の伝え方やカウンセリングの技術」
仁保めぐみ (NPO法人環境カウンセラー会ひょうご 理事長)
13時~14時 ●「環境学習コーディネーターの心がけ」
熊谷哲 (NPO法人はりま里山研究所理事長)
14時10分~16時30分 ●「環境学習プログラム作り その1」
グループワーク、企画検討、発表
西谷寛 (海と空の約束プロジェクト代表)
主催:兵庫県・(公財)ひょうご環境創造協会
企画実施:NPO法人はりま里山研究所