環境学習コーディネーター養成講座2017 第3回実施報告
環境学習コーディネーター養成講座2017 第3回を実施しました!
9月23日(土)、淡路島にて「環境学習コーディネーター養成講座2017」第3回実践講座が
開催されました。
この講座の魅力のひとつは、多様な領域で環境学習を行っている講師陣から事例に基づいた
具体的な話を聞き、体験を通して学べることです。
今回のプログラムでは、嶽田洋志氏(兵庫県立大学大学院 緑環境景観マネジメント研究科
准教授)をお招きし、「エンターテイメント(遊び)を通じて自然をつなぐ」をテーマに北淡
路の花緑エリアを巡りました。
日 時:2017年9月23日(土)10:00~17:00 場 所:プレイパーク淡路島冒険の森→淡路島公園→淡路景観園芸学校→花さじき 参加者:21名(受講者16名) 内 容:11:15 プレイパーク淡路島冒険の森 13:00 兵庫県立淡路島公園 14:30 兵庫県立淡路景観園芸学校 15:40 兵庫県立あわじ花さじき 講 師:嶽山洋志(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科准教授) |
まず最初に訪れたのが、「プレイパーク淡路島冒険の森」。
「プレイパーク」とは、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにした遊び場で、ブランコや滑り台といった予め設えられた設備に縛られることなく、子どもたちのやってみたいという欲求や好奇心引き出し、実現できる施設です。
その要となるのが、プレイリーダーの存在です。状況に応じて注意を払いながら、子どもと一緒に遊んだり、子どもたちの欲求が叶えられるように相談相手になることもあります。
地上5メートルの竹のツリーハウスや巨大ブランコに乗ってみたり、マテバシイ(どんぐり)やクルミの殻を割って食べたり、ソテツの実で笛を作ったり。
受講者たちは、五感でプレイパークを思う存分体験しながら、この経験をどのように環境学習の場で活かすか、互いに意見を交わしていました。
次に訪れたのが、兵庫県立淡路景観園芸学校。
嶽山洋志氏に学校のカリキュラムや環境学習への取組みなど説明していただきました。
講義の中で、虫嫌いな子どもたちにも虫に興味を持ってもらえるように、特殊加工した虫の
標本を見せることで、虫に直接触ることなく、手に取って裏面から虫を観察することができ
る、といった実例を紹介がありました。
第2回実践講座の際に、受講者から「最近、虫嫌いの子供たちが増えていて、どのように
環境学習を行えばいいのか分からない」との声がありましたが、今回の講義は大いに参考に
なったのではないでしょうか。
最後に訪れたのは、兵庫県立あわじ花さじき。
兵庫県内の高校と淡路景観園芸学校による庭の展示が行われており、受講者たちは各々に
広大な花畑を散策しました。
北淡路の魅力を五感で体感することで、実りある1日になりました。