環境学習コーディネーター養成講座2017 第6回実施報告
環境学習コーディネーター養成講座2017 第6回を実施しました!
12月9日(土)、はりま里山研究所(姫路市)にて「環境学習コーディネーター養成講座2017」第6回実践講座が開催されました。
日 時:2017年12月9日(土) 場 所:はりま里山研究所(姫路市) 参加者:21名(受講者16名) 内 容: 10:00~12:00 「コーディネーターの現場から」 13:00~17:00 「自然体験リーダーのマーケティングについて」 グループディスカッション 講師:今井ひろこ(NPO法人たじま海の学校副代表 /和歌山大学国際観光学センター客員研究員) |
第6回の実践講座では、宿泊施設や店舗の集客コンサルティング、プレゼンテーション指導、ジオパークにおける地域活性化など幅広く活動されている今井ひろこ氏を講師としてお招きし、ジオパーク活動に中心としたコーディネーターの基礎と環境学習プログラムを宣伝するために必要なマーケティングについて学びました。
初めに「ジオパーク」とは何か、という基礎的なことから入り、「ジオパーク」を切り口として、いかに地域活性化につなげるか、自身の経験を交え、事例を紹介。世界ジオパークネットワークへの加盟が認定された「山陰海岸ジオパーク」を県内に有するにも関わらず、意外と知られていないジオパークの持つ魅力と価値に受講者から感嘆の声が上がりました。
午前中の講義のまとめとして、持続可能な活動を行う上で、いくつか押さえておくべき事柄(注意事項)を述べた後、最も重要なことは「自分が楽しむ!」ことであることを強調した。「自分『だけ』が楽しんだら駄目ですよ」という今井ひろこ氏のジョークに、熱心に聞き入っていた受講生から思わず笑みがこぼれました。
午後からは「皆様の団体の運営に必要なものとは?」というテーマでディスカッションを行いました。受講生から「お金」「情熱」「場所」「幅広い人材」「情報力」という意見が上がりましたが、何故それらが大事なのか、どのように活用していけばビジネスにつながるのか、成果を出すための重要なポイントについても解説してもらいました。
続いて、付加価値を上げる練習として各グループ4人ずつ、4グループに分かれ「10円のお菓子を100円で売るにはどうすればいいか」というグループワークに取り組みました。「海外や山の上で販売する」といった販売場所の工夫やパッケージにおまけをつける等、さまざまな案が出ました。
最後にSNS等の情報発信の実例とともに、「売り続ける努力(=マーケティング)」することの重要性を学びました。
受講生からも「話を聞くだけで、香美町に行きたくなった。どんな時も笑って前進される姿に感動、感銘しました」「1日研修で眠くならなかったのは初めてでした。現実を見据える眼が少しわかりました」という感想が寄せられました。
3月のプログラム発表会では、今井ひろこ氏にも審査委員をお願いしています。本日の内容も含め、今までの講義や体験がそれぞれの環境学習プログラムにどのように活かされるか大変楽しみです。
【今井ひろこ氏のブログサイト】
※講師をしていただいた今井ひろこ氏の活動報告がご覧いただけます。