環境学習コーディネーター養成講座2017 第9回実施報告
環境学習コーディネーター養成講座2017を実施しました!
3月3日(土)、ひょうご環境体験館(佐用町)にて「環境学習コーディネーター養成講座2017」実践講座の発表会と修了式が行われました。
日 時:2018年3月3日(土)10:00~17:00 場 所:ひょうご環境体験館(佐用町) 参加者:28名(受講者16名) 内 容:10:00~10:20 はりま里山研究所理事長 熊谷氏よりひとこと 10:20~12:30 環境学習プログラム発表 14:00~15:00 最優秀賞発表・修了式
審査委員 兵庫県農政環境部環境創造局 環境学習参事 西川雅秀 (公財)ひょうご環境創造協会 環境創造部長 瀬渡成夫 ひょうご環境体験館 館長 安平庄治 NPO法人はりま里山研究所 理事長 熊谷哲 NPO法人はりま里山研究所 理事 森川格 NPO法人たじま海の学校副代表/和歌山大学国際観光学センター客員研究員 今井ひろこ
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環境学習を行う際に団体・個人と学校や地域をつなぎ調整する役目を担う「環境学習コーディネーター」を養成する講座の受講生たちが4つの班に分かれ、環境学習プログラムを作成し、その成果を発表しました。制限時間は20分。時間内に、①対象年齢②定員③実施場所④時期⑤ねらい⑥内容の詳細について発表を行いました。
「たき火チーム」 火について知識を深め、たき火を囲むことで、語り合い交流を深めるというプログラムの内容でした。プログラムの中には、ロケットストーブの作成もあり、実際に初心者でも作れることが分かるように再現VTRをスクリーンで上映するなど、ジョークを交えながら自分たちのプログラムの魅力について発表しました。
「吊りハウスチーム」 最初はツリーハウスを作る構想を練っていたのですが、さすがに夏休みの期間で完成させるのは難しいということで、吊りハウスを作成することに。なかなか素人にはハードルが高い空中基地(ツリーハウス)から模索して、「吊りハウス」に至るまでの過程を紹介。「なかなか無理そう…」という本音には会場から思わず笑いがこぼれました。質疑応答の時には、実現するために必要な器具等に関するアドバイスの声が多く上がりました。
「フロッグの会チーム」 すでに各々が水辺で環境教室を行っているため、お互いの経験を活かしたプログラムを作成。プログラムの作成時期がメンバーの多忙な時期と重なり、チーム内での日程調整が難しく話が詰められていない箇所もあったので、少し残念ではありましたが、質疑応答では大変活気のあるやりとりが見られました。
「山おやじチーム」 山おやじ育成プログラムを通じて次世代を担う子供たちの育成だけでなく、子どもたちに親の魅力を再発見してもらおう、というプログラム。4年先まで組まれた実践的なプログラムです。林内整備や木工クラフト、冬の里山トレッキング等、充実したプログラム構成になっており、他のグループが取り上げなかった安全管理についての資料を用意するなど、経験に基づいた説明は大変説得力がありました。
午後からは、最優秀賞の発表と修了式が行われました。
最優秀チームは「たき火チーム」。
修了生は18名でした。
どのチームも非常にレベルが高いプログラムの完成度でした。審査委員からも「今後2回目、3回目と続けていく上で、何が必要かもう2、3段階ブラッシュアップすれば、目玉になるようなプログラムが出来るのではないか」と、コメントをいただきました。
地域の人々と関わり、様々なセクターと連携して、多様なニーズに応えられる地域の環境学習のコーディネーターとして今後のご活躍がとても楽しみです。