団体の所在地(市区町名) | 神戸市兵庫区 |
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担当者名 | 佐々木 亨 |
平成19年6月~平成20年3月
神戸市兵庫区浜中町2丁目 兵庫運河
●実践活動
●調査活動
神戸市兵庫区にある日本最大の運河である兵庫運河であこや貝を育成して、生き物の生存と環境の関係を体験的に理解することを目的に、毎年6月にあこや貝を運河に入れ、以降毎週1回貝を掃除して育成し、運河の水質調査を行います。12月になって貝を運河から揚げて真珠を採り出した後、会員自身がマイ ジュエリーを作成します。そのことから、環境の保全は自己の生活を規制することではなく、自然守ることですばらしい恵みを享受できるということを体験的に 理解します。
参加者は神戸市内の小学校児童と保護者を中心にして、環境保全に関心のある成人も参加しています。平成19年度は会員数約130名で移植した貝が250枚、 真珠になったのは55%で、平成20年度は会員数約150名で貝が360枚、真珠の採取率は75%でした。
採れた真珠が成果物となり、会員がマイジュエリーに加工します。真珠を採るまでに、あこや貝を夏から秋にかけて清掃育成するのですが、その作業はキタナイ・クサイ・キモチワルイの3Kで、毎回死んでしまった貝の腐臭を経験する子供たちは「なんでこんなんことやらなあかんねん」と思うことでしょう。しかしその作業を通じて運河で生育している貝への慈しみの想いと、人間も含めて生き物の生存に環境が重大な意味を持つことを体験的に理解します。
その経験は「真珠を採った後、あこや貝が死んでしまうのはかわいそう」という問いかけにつながりました。これから貝の永遠の命をいただいた私達は、貝殻や身肉を再利用するための研究を始めます。
手入れなし3週間(10月11日)
そうじ風景