ひょうご森の倶楽部の活動へ参加・体験
レポーター:岡田 千佳
取材日:2016年3月19日(土)
活動場所:NPO法人 ひょうご森の倶楽部 事務所
神戸市立君影小学校 学校林
取材対象:NPO法人 ひょうご森の倶楽部
住 所:事務所 神戸市中央区中山手道4-1-11山手ユージハウス201
小学校 神戸市北区君影町1-11-13
ひょうご森の倶楽部の活動に1月と3月の二度参加し取材を行いました。
1月は「フォレストカフェ」へ参加しました。フォレストカフェは、森林などの自然環境や生きもののことを専門家から直接話しを聞き、参加者同士が意見交換できるミニ講演会です。
1月のテーマは、『「森の健康診断」で森の仲間をふやそう』です。「森の健康診断」や「木の駅プロジェクト」の活動を推進している矢作川水系森林ボランティア協議会(愛知県)代表の丹羽健司さんに取り組みについて話を伺いました。「森の健康診断」の参加者は一般の若い人たちが多く、参加者は人づてに話を聞き活動に参加し、活動にカッコイイと魅力を感じ広がっているという話が印象的でした。
ふるさと環境通信員の取材活動を行うなかで、若い活動参加者が少ないという問題をよく耳にしていたので、そんな風に人が集まってきて活動を継続しているという風潮が地域ごとに、もっと盛り上がればと感じました。
「フォレストカフェの様子」 「植樹の説明」
3月は神戸市北区の君影小学校学校林活動地へ親子で参加しました。活動内容は桜の苗木の植樹と学校林の整備です。植樹活動では、30本の苗木を事前に整備した場所へ植えていきます。くわを使い穴を掘り、苗木を植えて、水はけよく土を盛り固めます。慣れないくわを使った作業でしたが、苗木1本1本に”大きく育ちますように”と願いを込めて植樹しました。
整備活動では校舎横の林で常緑樹の伐採を体験しました。木の切り方、倒し方、安全確認などの指導を事前に受けた後、初めての伐採はのこぎりを使って1本切るのに20~30分かかってしまい大変苦戦しました。また、作業は急な斜面を登りながら行うため、とても体力のいる作業だと実感しました。伐採作業を終えて学校林を見上げると作業前よりも明るくなった林の姿がありました。それを見ると手入れして良かったと清々しい気持ちになりました。
「初めての桜の植樹」 「伐採の様子」
また一緒に参加した娘は、ひょうご森の倶楽部のメンバーの方々から折り紙や羊歯(しだ)のグライダーの飛ばし方、椿の葉で笛や草履作りを教わったりと、整備活動の合間に色々な自然体験を楽しんでいました。今日一日で一番楽しかったことは?の質問に「桜を植えることか楽しかった」と話してくれました。
今回、ひょうご森の倶楽部の活動に参加し、活動の一部を体験する事ができました。フォレストカフェと森林整備活動のどちらも一般の人の参加が可能です。山や森の中で清々しい汗を流しに是非、活動に参加してみてはいかがでしょうか。
「明るくなった学校林」