国産ハーブの店 ハーブ工房「みきヴェルデ」
レポーター:枝光 弘味
取材日:2016年3月30日(水)
活動場所:三木市別所町
取材対象:株式会社 みきヴェルデ 村上 幹雄様 米村 清信様
住 所:兵庫県三木市別所町西這田1丁目397-1
兵庫県三木市で「レモングラス」や「バジル」を主とする20種類のハーブを栽培し、食品や雑貨に加工後、販売までを行う六次産業に取り組む会社「国産ハーブの店 ハーブ工房 みきヴェルデ」を知り、取材に行きました。
【魅力的な町 三木市】
三木市は神戸市の北西部に隣接し、大阪から1時間の距離。神戸・三宮または加古川・明石方面から車でのアクセスにも非常に便利な場所にあります。三木市は「金物」と「酒米・山田錦」の産地として有名です。三木市ならではの水、土、気候の良さを利用した新たな取り組みとして「レモングラス」を主とする農薬不使用のハーブ栽培を5年前からはじめました。
【市の土地開発予定地であった放棄田】
「国産ハーブの店 ハーブ工房 みきヴェルデ」は加工場と農園が隣接しています。日々、生息状況が管理できるので、ここで育つハーブは健康でのびのびとしています。実はこの農園、かつては放棄田であり長年手入れをされていなかったため、ササなどの雑草が一面にはびこっている状態でした。地元の農家さんやボランティアの集まりでこまめに刈り取り、手入れをした結果、現在のハーブ栽培に適した農園になりました。
【レモングラスとバジルに特化した商品と今後の展望】
「国産ハーブの店 ハーブ工房 みきヴェルデ」の主力商品である三木産ハーブ100%使用のレモングラスのハーブティーは農薬不使用。国産ハーブの色・香り・味のよさを生かすため水分量にこだわって乾燥・仕上げをされています。私は個人的にハーブティーをよく購入して飲みますが、三木産レモングラスは乾燥している状態でも葉の色が青々とし、温湿度管理がしっかりされているという印象を受けました。実際、レモングラスティーを工房で試飲させていただいたのですが、これまでにないまろやかな味に感動しました。その他にもレモングラスの石けん、レモングラスのパウンドケーキなどを販売されています。今の季節は畑の栽培も始まり、バジルの苗を植えられました。今後の展望としては全国に「国産ハーブの店 ハーブ工房 みきヴェルデ」の存在や販売している商品を知ってもらいたいとお話されていました。