家島から広がる、縁(えん)
レポーター:山田 優奈
取材日:2016年5月6日(金)
活動場所:いえしまコンシェルジュ合同会社
取材対象:中西 和也様
住 所:〒672-0102 兵庫県姫路市家島町宮109-16
【子どもたちが島を離れていく】
「いえしまコンシェルジュ」の中西 和也さんにお話を聞いた。
家島の生活における課題の1つが、「少子高齢化」。
これは、まさに日本の課題でもある。家島では、子どもたちが就職するところがないため、島を離れて、都市へ就職することが多い。しかし、子どもたちは家島が好き。
家島に愛着をもっている子どもたちが、大きくなっても家島で暮らせるように。そんな思いで、家島で仕事をする、または、仕事を生み出す「きっかけづくり」に取り組んでいる。
そして、中西さんの思いに共感し、一緒に手伝ってくれる人がどんどん増えている。中西さんの思い、家島の風景や島民の人柄に惹かれて“輪”が広がっているのではないだろうか。
今年度から地域おこし協力隊の募集も始まっている。
【しまたびツアー】
青い空の下で、たくさんの船が浮かぶ。
家島では、様々な観光ツアーを実施。地元のお母さんが魚料理を教えてくれるツアーや家島特産の海苔を作る工場見学ツアーなど。どれも直接島民と関わりながら観光ができる。
今では、家島に足を運んでくれる人々が増えている。