秋のキノコ山探検
レポーター:三浦 郁実
取材日:2016年10月22日(土)
活動場所:兵庫県立三木山森林公園
取材対象:兵庫県立三木山森林公園 管理事務所
住 所:〒673-0433 兵庫県三木市福井字三木山2465-1
たどり着いた県立三木山森林公園は、なんとも気持ちのいいところだった。色づき始めた木々を見ながら少し山を登っていくと、集合場所である森の研修館に着いた。まだ時間があったので展示品を見て楽しんでいると、どんどん人が集まってくる。なんと今日は80人近くも参加者がいるようだ。去年も開催されたようで、リピーターも。
本日のスケジュールは、【3つの班に分かれてキノコ探し⇨見つけたキノコの同定作業⇨講師の方によるキノコの解説】という感じだ。私は、一番険しいコースでキノコが見つかる可能性が高く、子供達も多いB班にして頂いた。早速出発!すぐに小学3年生、6歳、3歳の男の子達に懐かれ、森の中や藪の中、崖に連れて行かれる。「あった!!」と子供も大人も関係なく無邪気にキノコ探しをしている様子がとても楽しかった。班ごとに講師やスタッフの方が付き、解説もしてくれるが過度な心配をされず、キノコ探しに夢中になれたのがまた最高だった。
研修館に戻ってみると机いっぱいに様々なキノコが広げられ、壮観だった。さらに、嬉しいことにお昼ご飯に“キノコ汁”が振る舞われた。体と心に染みる美味しさだった。お昼が終わると、名前が付けられ、種類ごとにキノコが並んでいる。「菌根菌という種類のキノコは、木と栄養分のやり取りをし、木と木をつなぐ働きもある。」「テングタケの仲間には毒キノコが多いが、うまみを感じる毒もあるようで、食べても毒と気付かないものも多い。」「アミタケは管理されたマツ林に生える。」面白く、勉強になる話をたくさん聞くことが出来た。
三木山森林公園では、生物多様性に富んだ環境を目指し、30ものボランティアグループが定期的に活動している。ススキ草原やチョウの森、音楽ホールに大芝生広場などなど、一日中自然を満喫しながら遊べるこの場所に、是非一度訪れてみてほしい。