身近な自然からはじまる環境への「なぜ?」
レポーター:山川 勝也
取材日:2016年1月31日(日)
活動場所:姫路市伊勢自然の里・環境学習センター
取材対象:姫路市伊勢自然の里・環境学習センターと子どもたち
住 所:姫路市林田町大堤615
姫路市林田町にある姫路市伊勢自然の里・環境学習センターにやってきました。この付近の林は、昭和天皇の即位式の記念林にもなっているそうです。姫路市役所の篠原聖二さんが「人間よりも動物のほうが多いんちゃうか」と冗談げに話すほど、豊かな自然が残っています。
今日は、「冬越しの昆虫を見つけよう!」という、冬の寒さを乗り越え、春を待つ昆虫たちがどのように過ごしているのか観察するイベントを取材しました。他の参加者の幼稚園児や小学生と保護者に交じって、センター横にある林の中を散策すること数分、「先生これ何!?何かのさなぎ?」と、さっそく子どもたちが何か発見したようです。
冬を越す昆虫を見つけようと、虫取り網やルーペを持って、木の幹や石の裏など色々な場所を観察する子どもたち。大人が寒がっているなか、元気いっぱいに自然と触れ合っていました。「これ何?」「どうして?」と、子どもたちにとって、林の中にある自然は不思議がいっぱい。身近な自然を感じることで自然に興味を持ち、もしかしたら将来、自然のことを研究する博士になる子どもがこの中にいるかもしれませんね。
伊勢自然の里・環境学習センターでは、今回のイベントの他にも、自然のことを学習したり体験するイベントが定期的に行われています。また、姫路市の小学生がお米を育てる体験をする「田んぼの学校」も行われています。そうした自分たちの身近な自然を体験・学習することで、自然に興味を持ってくれた子どもたちなら、きっと身近な自然だけではなく、地球のことも大切にできる大人になってくれるでしょう。