都会と田舎をむすぶカフェ「ひょうごイナカフェ」
レポーター:枝光 弘味
【活動目的】
神戸市中央区元町通6丁目商店街に、都会(街)と田舎(多自然地域)をむすぶカフェ「ひょうごイナカフェ」があることを知り、取材に行きました。
【魅力的な活動内容】
「ひょうごイナカフェ」は「都会に暮らす人々に、兵庫県の自然豊かな地域の魅力を知ってもらいたい。地場産品を味わってほしい。」そんな思いから誕生し、今年で2年目を迎えます。店内は1つの空間が3つのコーナー「①イナカフェマルシェ」「②カフェ」「③産直特産品販売」で構成されています。
「イナカフェマルシェ」では、兵庫県下の農家から仕入れた新鮮野菜や卵、加工品など、その時の旬の食材を店先に並べており、店前を通り過ぎる人々の目を留めていました。青々としたネギ、艶のあるピーマンなどを手にしたお客さんで、昼時の店内は大盛況でした。季節に合わせてのイベントも開催しており、秋は「丹波篠山黒枝豆」、冬は「カニ」などを試食販売されているそうです。
「カフェ」では、兵庫県産の食材を使ったランチやスイーツが楽しめます。日替わりランチは、その時の季節や天候等に合わせて食材が厳選されています。私はランチをいただきましたが、紫芋を使用したスープの薄紫色に驚きました。お味はほんのりと甘くおいしかったです。
【今後の展望】
「イナカフェ」の新たな展開として、移動販売を今年の8月末からスタートされたそうです。目的は買物が困難な方へのサービスです。介護者・要介護者、山の手に暮らす人々、また足腰の弱ったお年寄りにとって街へ出向いての定期的な買物は非常に困難です。「イナカフェ」で販売している新鮮野菜や卵、お米、加工品をワゴン車に詰め込み、定期的に「山の手に暮らす個人宅」を回られています。また「介護施設」「病院」の駐車スペースの一角を利用して、移動販売もされています。このサービスは利用者にとても喜ばれているとか。都会にいながら、家にいながら、あるいは病院、介護施設で兵庫県産の新鮮・安心・安全のお野菜などを目で見て手にとり購入できる。「イナカフェ」の、社会に優しいサービスがより一層広がって欲しいと感じました。