須磨海岸での「ウミホタル観察会」
レポーター:岡田 千佳
須磨海岸に夜7時、60名の親子が懐中電灯とバケツを手に集合しました。まず初めに須磨海岸生物調査研究所の佐名川洋之先生よりウミホタルの生態について教えて頂きながら、なぜ発光するのか科学実験します。その後、海岸へ出て仕掛けを海へ投げ入れ、ウミホタルが集まってくるのを約15分待ちました。そして、仕掛けを引き上げ大量発光を体験しました。
【仕掛けの海水をシート上に流すと】 |
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【ウミホタル発光の様子】 |
●参加者のようす
「わーすごーい」「光ってるー」と子ども達の声が響きます。真っ暗な中、ウミホタルの青い光が一瞬、辺りを明るくします。子ども達はウミホタルの付いた黒いシートに丸や四角、青い発光をクレヨンのように絵を描いたりしながら発光の不思議を体験しました。
●感想・気付いたこと・考えたこと
ウミホタル観察会では発光の不思議に子ども達は心を奪われた様子です。「家で飼いたい」という子や観察会終了後も自分達で仕掛けをしている姿が見られました。自分達の住む近くの海の生き物を知る体験や学ぶ機会の中で身近な環境に気づき、考えるきっかけが生まれます。須磨海岸生物調査研究所のウミホタル観察会からそんな子ども達の様子を感じる事ができました。
●知ってる!知らない?ウミホタルの生態について
・英名はSea Firefly 地方名は「ひき」「しき」と呼ばれる甲殻類エビの仲間
・オスとメス、どちらも上唇線から発光物質をだす
・直径は約3,5ミリ寿命は約6か月
・好物は臭いのある魚の死骸
・発光は求愛や外敵に襲われた際の危険回避と考えられる