高校生マイクロ水力発電アイディアコンテスト
レポーター:久保田 彬恵
取材日:2015年10月3日(土)
活動場所:篠山市立大芋(おくも)公民館 ハートピアセンター
取材対象:篠山市地域おこし協力隊
神戸大学発達科学部人間行動学科 大芋地区担当 瀬戸 大喜様
参加校:篠山東雲高校、篠山産業高校、京都府立工業高校
住 所:兵庫県篠山市中445 兵庫県篠山市細エ所117
高校生の考える小水力発電?ちゃんとしたものができているのだろうか?半信半疑で向かった取材先。5つの高校生チームの作った水車を見て回ってびっくり!とても本格的なものや、最先端の技術を取り入れたもの、そして何より地域の人のことを考えた暖かいアイディア。苦労したエピソードや地域のための工夫を語る高校生たちはとてもまっすぐで、その発表を感心しながら暖かく見つめる、地域の人の称賛の声や後ろ姿を忘れることができません。
●地域のための、高校生たちの工夫
「篠山でとれたヒノキを使って作りました。」「夜に田んぼの見回りをする農家の方が水路に落ちないように、発電した電気で端を知らせます。」高校生たちの発表から、地域を思う気持ちが伝わってきました。
5月ごろから始まった水路の選定や測量、設置。地域の方の力なくしてはできません。コミュニケーションをしっかりとり、水車を通して絆を深めていました。
●これがゴールではない
京都府立工業高校の素晴らしいアイディアと技術、そして努力が、今回のコンテストのグランプリを手にし、コンテストは大成功で幕を閉じました。しかし、「これがゴールではない。」と関係者や地域の方は口を揃えて言います。篠山の地域一体となって、この水車を大事にしていき、せっかくできた高校生と地域のつながりを、何かしらの活動を通してこれからも継続していくことが必要なのですね。