~身近な自然空間~ 里山にて木工教室が開催されました
レポーター:三浦 郁実
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兵庫県でも珍しいという、持続的に管理・利用され、地元民にも愛されている「里山」にて、木工教室に参加して来た。JR 仁豊野駅から徒歩15分ほどの所にあるこの里山は、子供たちの遊び場、大人の癒しの場、両者にとっての学びの場となっている。今回の木工教室では、様々な木々からやわらかい日の光が差し込む中、誰もが童心に返り製作を楽しんだ。のこぎりを初めて使う子供たちも多く「どうやるの?」「切れたよ!」ととても楽しそうだ。お父さんもイキイキと子供に教える姿が微笑ましい。自然の中で自然のものを使い製作を楽しんだ後は、里山で遊ぶ。この里山には、ツリーハウスやターザンロープ、ハンモック、幾つかの林道、モリアオガエルが生息する池などがあり、大人にも子供にも楽しい魅力に溢れているのだ。
里山の管理者であり、このイベントの主催者である熊谷先生にお話を伺った。「小学生の頃2年間だけ田舎に住んだ経験があり、その時に山で遊んだ記憶が強く残っている。」「かつては子供の遊び場だったこの山が10年前には密林と化しており、もう一度復活させたかった。」とこの場所の管理・利用を続けている理由を語ってくれた。
はりま里山研究所では定期的にイベントを行っており、子供向けから大人向けのものまで様々だ。身近な山として遊びに行ってみてはどうだろう。