2009.03.03 Tuesday 12:58
火山の実験終わりました。
43名に参加いただき、大きな声があがる大盛況!の火山の実験でした。
おろしがねでチョークをおろすのが、楽しく取り合いをする子どもたちも。水槽の水を洗面器で運んだりする姿に、お母さんたちは「家でもこれだけ動いてくれたら・・・」と感想を漏らしていました。
水槽にすりばちとペットボトルを使ったオリジナルの器具を使いチョークをおろして、密度を変え、器具を通して食塩水の中にながし入れます。 ※岡山大学宇野先生のコメントを紹介します。
<1つめの噴火:溶岩ドーム崩壊型の火砕流の実験>
『マグマの粘性が高い場合,爆発的な噴火を起こさずに溶岩ドームを形成することがあ
ります.溶岩ドームが,さらに下からのマグマの押し上げを受けると,ドームが崩壊
し,火砕流が発生します』
<2つめの噴火:プリニー式の火山噴火の実験>
『軽石や火山灰が火口から高く噴出します.大量の火山ガスを含んだ軽石や火山灰なの
で,噴煙の密度が空気より小さいこともあります.この場合,噴煙柱は成層圏にまで
達することもあります』
<3つめの噴火:噴煙柱が崩壊するタイプの火砕流の実験>
噴煙柱が崩壊するタイプの火砕流の実験
『噴煙柱の密度が空気より大きい場合,いちど上昇した噴煙柱が崩壊し地表まで落ちる
タイプの火砕流を発生させます.イタリアのポンペイ市が西暦79年に埋没した事件は
このタイプの火砕流によるものです』
5月には、カルデラ火山の模型作りを取り入れた実験を、大学生のお兄さんが考えてくれています。
また、HPでも紹介します。楽しみにしてくださいね。