館 長 挨 拶
環境適合型社会の実現を目指して
「触れる地球」を通した地球リテラシーの育成
体験しながら楽しく環境学習!「気づく」⇒「知る・学ぶ」⇒「考える」⇒「体験する」
ひょうご環境体験館(はりまエコハウス)
館長 芦谷 直登
ひょうご環境体験館のホームページへのアクセス、ありがとうございます。
令和3年、館長に就任して4年目に入りました。本館は、ゾーニング展示の考え方で展示を全面的に刷新するとともに、散策路(本館への進入路)の舗装、雨天でも活動可能な野外施設の新設、新しくなったキッズコーナーなど、令和3年3月24日にリニューアルオープンしました。職員一同補い合って、引き続き環境学習の推進に向け頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。
本館は、平成20年にSPring-8や粒子線医療センター等の最先端技術と豊かな自然が共存する播磨科学公園都市に開設されました。太陽光発電・風力発電、雨水・中水の循環再利用設備等の省エネ装置を備えており、建物自体がエコを実現するユニークな県の施設で「はりまエコハウス」とも呼ばれています。平成30年3月には地球リテラシーを養う次世代のデジタル地球儀である「触れる地球」をシアター内に設置しました。これは、正に「宇宙から見た今の地球」であり、地球の温暖化の様子や台風・津波の発生過程、渡り鳥の移動等、地球のダイナミズムをリアルタイムで体感できます。
館内は、体感しながら楽しく学べるようになりました。まず、大型スクリーンのあるドーム型シアターにおいて年齢にあわせたガイダンス映像によって「地球環境の現状と危機」に気づいていただきます。次に、展示コーナーで「環境破壊の現実を知り、環境問題を学び、水素社会など人と自然の共生について考え」ていただき、最後に、地球工房、屋外施設や遊歩道で、エネルギー実験、エコ実験等の「体験型」環境学習プログラムに参加していたり、環境保全アイデアづくりの体験プログラムに参加していただくという流れです。
館外では、生物・野鳥の自然観察やネイチャーゲームを行ったり、遊歩道で四季の自然を楽しみながらエコツーリズムを体感したりすることができます。
また、土曜、日曜、祝日等に特別プログラムとして、自然素材や廃材を使ったエコ工作やエコ実験、周辺の自然観察、エコクッキング等の体験を通じて楽しく環境学習をしていただけます。
このように、本館はこどもから大人まで、「気づく」⇒「知る・学ぶ」⇒「考える」⇒「体験する」の流れを通して、楽しく学べる環境学習施設です。兵庫県の環境学習の拠点として、職員、エコハウスサポーターが様々な魅力的なプログラムを用意しておりますので、お気軽にお越しください。職員一同、皆様のご来館をお待ちしております。